とりとめのない話

感情が深まってきたのでとめのない話をします。理性レベルを下げて、感情で陳述しますので題通りとりとめはありません。苦しくなってきたので思うがままに文章化したいだけです。残念なことに結論もありません。

僕はプログラミングを始めとする情報技術全般が好きです。できるわけじゃありませんが、だいたいそこらへんのことはやっていて楽しいです。 だから部屋の本棚には技術書が並んでいるし、3枚のモニタやそこそこのPC、自分の学習目標を掲げた張り紙なんかもあります。サーバーと同居するのも楽ではありませんが楽しいです。

ただ、ふとした瞬間に「自分は何をやっているのだろうか」という疑問ですらない感情に囚われることがあります。今がそうです。自分はそこそこ情報系の道でうまくやれているとは思うのですが、自分がやりたかったことは本当にこうなのかという絶対に解決のしようがない考えに囚われることが割とよくあるのです。 僕は高専に入学した時、高専という普通の高校とは違った専門的学問を学ぶ世界に対して過剰な期待を抱えていました。詳しい話は本題からずれますし、過去にもしたことがある気がするので割愛しますが、自分が抱えていた期待をその環境が真っ向から否定してきたという出来事は、自分にとって割と大きなインパクトが有りました。 人間は周りの環境に影響されやすく、自分のレベルと全く違う環境に放り込まれたとしても大抵は環境のレベルに近いところまでは順応するという話がありますが、自分はそうなりたくないと思いました。酷い言い草ではありますが、当時自分は実際そう考えましたし、今も似たようなことは考えています。

そして、歪んだ話ではありますが、これによって自分の学習は加速されました。 反骨精神というと若干語弊があるのかもしれませんが、周囲を見て、自分はこうでありたくないし、もっと自分の専門を追い求めていきたいと考えたからです。その環境の中でできる方なだけじゃなくて、その環境から見て圧倒的であり、大局的に見ても「そこそこできる」くらいの立ち位置になりたいと思いました。とりあえず、自分のいる環境の人達から見て「ちょっと頑張れば追いつける」ではなくて「圧倒的」でありたいと思いました。

そんなこんなで丸々2年と少しが経過した現在ですが、なんとか自分の周囲には楽しい環境が整ってはいます。直近ですと、なんだか訳のわからない技術好きが集まった怖い団体に加入してデータセンターに宿泊(!?)したりだとか、地元で開催されたイベントで知り合った方に紹介してもらったPyConに参加しに東京まで行ってみたりだとか、色々やってる楽しげな会社で技術系アルバイトをしていたりだとか、その他にも無数のことが起こりました。

ここで純粋に喜んで、これからの学習をなんの蟠りもなく見据えて行ければよかったのですが、最初の方に書いたように、なぜか変な感覚に囚われることがあります。 多分これは、純粋に情報技術が好きだという気持ちだけでなく、環境に対する反抗で継続してきたということが背景にあるのではないかと推測しています。ですが、現在その精神が失われてモチベーションが低下しているかと言われるとそんなことはなく、むしろ沢山のことが起こって自分自身も学習を進めている感覚がありますし、さらにやり続けたい理由はどんどん増えていると思います。 しかし、無を感じるのです。開発をしていたり新しいことをやっていたり、技術書を読んでいたりする、そんなふとした瞬間に「何やってるんだろうな」っていう感情が湧いてくるのです。誇張ではなく、純粋に「たかが人間が科学なんか追い求めて何をしようとしているんだ」とかいうぶっ飛んだ考えが浮かんでくることすらあります。

駅のホームで線路をぼんやり眺めると、この線路で一体何人が死んだんだろうかとか、自分自身もなんとなくそこに降りてみたら簡単に消し飛ぶ存在なんだよなとか、列車のあの質量があの速度で動いてる運動エネルギーに勝てるわけないよなとか、そんなことを考えることがあると思うのですが、そんな感覚に近いです。 天文関連の書籍なんかを読んでるときに浮かんでくる、自分のちっぽけさと無力さ、この宇宙に対する恐怖心と好奇心の、恐怖心だけを取り出したような感覚に近いです。 教室に居てたくさんの人間が座っていて、先生が何やら話している。そんなときに、この教室にいる何十人もの別の人間が、形としては同じことをしているのに、全く違った感情で違ったことを考えている、それに対するなんとも言えない気持ち。これにも近いです。

たまに僕はTwitterとかで「将来は暖炉のある山中の小屋で本を読んで暮らしたい」とか「出家したい」とか言い出すことがありますが、そんなときはだいたいそんな感じになっています。そして、そんな考えが浮かんだあとに、「は?何言ってるんだお前は勉強するんだよ」という強迫観念にも近い何かが浮かんできて、勉強しなくてはという気持ちになります。まぁ、よくわかりません。

ひょっとすると、自分はド文系だったのかもしれません。どこかずっと小さい頃に選択を誤ったのかもしれません。結構昔からなるべく自意識で選択をするように心がけていますが、それに間違いがあったのかも。 本を読むのは楽しいです。世界観のしっかりとした推理小説やファンタジーが好きです。RPGも好きです。本の中にはお話があって、世界があります。本を開くとその世界で起こっていることが目に飛び込んできて、自分の中に喜怒哀楽を沸き起こしてくれます。紙の上に字が並んでいるだけですが、その字には意味があり繋がりがあります。想像しきれないほどの出来事が書いてあるのに、本を閉じたら本棚に収めることができるのは凄いと思います。本が閉じられて本棚に並んでいる時でも、本の中では何か起こっているような気がします。本を読んでいる時やRPGをプレイしているときは、無心でその世界が楽しいです。

なんの話でしょうか。

わかりません。